オカルトの世界

科学全盛のこの時代に、いまだに霊能者や占い師、その他のスピリチュアル系を本気で信じる人が多くて驚きます。
特に日本では平気でテレビで占い師や霊能者が出演して、いい加減な事を言える先進国でも珍しい国です。

占い師や霊能者にいろんなものを見通す力があるなら、何もわざわざ他人から少しずつお金を集めなくても、もっと凄い事に利用して稼げそうなものですけどね。
ましてや本当に一般人に見えない何かが「視える」なら、学会にでも発表して、世界的に有名になればいいのにと思います。

スピリチュアル系の自己啓発の本を出版している作家も数多いですね。
この人達は他人に教えるぐらいだから、その道では飛び抜けた能力を持っているはずですね。
でも出来るのは他人にそれを教えてお金を稼ぐだけ。
なぜそんな凄い能力を、もっと大きな事に使わないのでしょう。

例えば今はウクライナの問題があります。コロナの問題もあります。
その能力を生かして、それらを解決するように努力しようとはしないのでしょうか?
それとも出来ないのか?

とはいえ、個人的には勝手に信じている分にはいいと思います。
「鰯の頭も信心から」と言いますし、それで本人が気分よくなるなら、占いでもスピリチュアルでも信じればいいです。

ただ他人にもそれを信じるように強制したり、テレビなどの公共の電波で、実在が証明されていない能力を、いかにも本当かのように流すのは問題です。
なぜなら放送法で禁止されているからです。

お金を稼ぐ系の本を出していても、実際には何で稼いでいるのかよく分からない人もたくさんいます。
良く当たる占い師、という触れ込みでも、外しまくっている占い師もたくさんいます。
というかほとんどがそうです。ただ当たったときのことは強調するけど、外れたときのことはスルーしているだけです。

自分の気持ちを楽にする程度には信じてもいいけど、オカルトに対して無駄にお金を使わないようにしましょう。